日焼け後に炎症を起こしたときの対処法

海やレジャーで長時間強烈な紫外線にさらされていると、気が付いたら肌が真っ赤になっていたり、ヒリヒリしたり、水ぶくれや炎症ができてしまうことがあります。このような日焼けはやけどと同じなので、定説に対処しないと炎症が長引いてしま、肌に跡が残ることも少なくありません。そこで、日焼け後に炎症が起きた時、どう対処すればいいのかをご紹介します。

どうして炎症が起きるの?

紫外線はUVA・UVB・UVCの三種いあります。UVAの波長が最も長く、一番短いのはUVCです。紫外線は波長が長いと奥に入り込む性質があるのd、UVAは真皮にまで届きます。UVBは表皮内にとどまるので、日光による皮膚炎の主な原因はUVBだと言われています。

 

UVBは皮膚の表面だけでなく、細胞の中にあるDNAまで傷つけます。DNAが傷つくと、先棒の修復機能が働きます。その修復に伴い、炎症を起こす遺伝子も一緒に活動を始めるので、強い紫外線に当たると皮膚が赤くなったりするのです。

 

海やプールでは日光を遮るものがほとんどなく、水面に反射した紫外線まで浴びてしまうので日光皮膚炎を起こしやすいと言われています。高地は低地にくらべて紫外線が強いので、山登りなどのレジャーでも油断禁物です。

炎症の応急処置

夏に日焼けしてしまって肌がヒリヒリするのは普通のことと思っている方が多いですが、ヒリヒリするほどの日焼けはやけどと同じです。そのため適切に応急処置することが大切で、応急処置を行うかどうかでその後回復の早さが違います。

 

まず日焼けをしたら肌を冷やすことが大切です。これはやけどの対策と同じですね。冷たいタオルや水道水の霧吹き、氷水をビニール袋に入れてタオルに包んだものなどを患部にあてて十分に冷やしましょう。

 

プールなどで全身日焼けしてしまい、患部が広範囲に及ぶときには水風呂に入ったり、酢流の弱い冷たいシャワーで冷やすのが効果的です。では、どれくらい長い時間冷やせばいいのでしょうか?

 

それは、肌のほてりが収まるまでです。痛みを感じるほどキンキンに冷やす必要はありません。水風呂に長時間入ったりして広範囲の肌を冷やすと体温が下がりすぎる危険性もあります。

 

ほてりが治ったと感じたら冷ますのをやめましょう。また、水ぶくれがある場合は潰してしまうと細菌感染する恐れがあります。そのため、シャワーなどで冷やすのではなくおしぼりやタオルで冷やすようにしましょう。

肌を保護する

肌のほてりが気になる程度の日焼けなら、「酸化亜鉛」を含む薬用の化粧水や保湿ローションをつけることで炎症を和らげることができます。小さい範囲の日焼けには、やけどに効果のある市販の薬や軟膏を塗るのも効果的です。

 

ただし、日焼けの範囲が広あったり、痛みがあって辛い場合は市販の薬やローションではなく「ワセリン」を塗って保護しましょう。水ぶくれの上からローションなどを塗ると、水ぶくれを潰してしまう恐れがあります。一度水ぶくれが潰れると細菌に感染しやすくなるだけでなく、跡も残りやすくなりますので注意してください。

皮膚科を受診する

自分で応急処置をしても、普通のやけどのように痛みが引かなかない場合は皮膚科を受診しましょう。どの程度で皮膚科を受診するか迷うと思いますが、以下の場合は迷わずすぐに皮膚科を受診しましょう。

  • 広範囲(背中全体・全身)が赤くなったり、ヒリヒリ痛むなどの炎症が起きている場合
  • 水ぶくれや強い痛みがある場合
  • 発熱・頭痛・吐き気などの症状がある場合

病院では、皮膚の組織を治す効果のあるステロイド剤や抗生剤を処方してもらうことができます。やけどのように、日焼けも軽度に見えるものでも皮膚の深くまで炎症が起こっている場合も多々有ります。自分で判断せずに、迷ったら皮膚科を受診しましょう。

回復までにできること

ダメージを受けた肌の回復を助けるために、何ができるのでしょうか?紫外線を大量に浴びると、体内に疲労物質が増えて免疫力が極端に低下することがあります。そのため日焼けをしたあとは必要以上に外出したりせず、安静にしましょう。

 

炎症が治まったらいつも使っている化粧品で構いませんので、念入りに保湿をおこないましょう。保湿効果の高い化粧品を使うとより効果があります。ただし、肌のバリア機能が弱っているのでパッティングはしないでください。

 

それだけでも肌に大きなダメージを与えてしまいます。また、日焼けによって体の中が脱水状態になることもあります。こまめに水分補給をすることを忘れないようにしましょう。

 

とくに、肌が熱を持っているときには気づかないうちに脱水症状がすすんでしまうので、のどが渇いていないくても十分に水を摂取しましょう。水分だけでなく、栄養もしっかりとって肌の再生を促すことも大切です。

まとめ

日焼けしたあとに炎症ができた場合、応急処置を行うことが大切だということをわかっていただけたでしょうか?応急処置は自宅ですぐにできるものばかりなので、ぜひ日焼けの程度に関わらず、ケアをすることをお勧めします。

 

痛みが引かない場合や日焼けが広範囲に広がっている場合は迷わずに皮膚科を受診して適切な処置を行ってもらうことで、日焼けの後遺症を残さずに肌を回復させることができます。